幸せになるための考え方を教えてくれる アドラー心理学の名著「嫌われる勇気」を解説 

スポンサーリンク
ビジネス

こんにちは

ゆうへいです。

あなたは「幸せ」ですか?

自分のこれまで、現状を見て「幸せになりたい」と思う人は多いと思います。
そのためには変わらないとと思う人も多いかと…
しかし、なかなか難しいですよね…

そんな考え方を変えてくれる本に出会いました。

「嫌われる勇気」

です。
この本は、2013年に発売された自己啓発本です。
どうすれば「人が幸せになるのか」と考える青年と
哲人による対話形式によって説かれていきます。

変わるためには、どのような思考をすべきか紹介していきます!

スポンサーリンク

本書の構成

本書は、アドラー心理学の立場から「どうすれば幸せになることができるのか」という哲学的な問いに対して具体的かつシンプルな答えを対話形式を用いて説かれています。

対話は、
「人は今日からでも幸せになることができる」と説く哲人

その考えに納得のいかない青年
により行われます。

自己啓発書と聞くと難しい単語が並べられていて、
読むのも大変
理解できない
といった心配点があるかもしれません

しかし、この「嫌われる勇気」は対話形式のため、
論点がわかりやすい
青年の立場=自分の立場と共感することができる
といった点から、とても読みやすい自己啓発書となっています。

それでは、内容の紹介に入っていきます。

アドラー心理学が教えてくれた5つの教え

本書では、アドラー心理学に基づき「人は今日から幸せになれる」と説く哲人に5つの章に分かれて教えを受けます。

本記事では、各章の一つずつに注目し、教えの内容、実践できることに着目して紹介していきます。

5つの教えは以下の5つです。
・原因論ではなく目的論で考える
・幸せになるために競争は必要ない
・課題を分離する
・自己中心的な考え方の脱却
・「いま、ここ」を生きる

原因論ではなく目的論の思考を持つ

今の自分の性格、行動はどのようにして形成されていると思いますか?

おそらく多くの人は、

「子供のころ、親、先生にこういわれたから」

「周りの人とこういう関わりで生きてきたから」

といったような【過去の経験】が原因で今の性格であると考えているのではないでしょうか?

僕自身もそうでした。自分の性格は過去の経験をもとに形成されていると信じていました。

この考え方が「原因論」です。

しかし、アドラー心理学を学んだ哲人の考えは違います。


性格は、「今の自分の目的のために形成されている」と説きます。

自分の目的のために性格を形成する、とはどういうことなのでしょうか?

例えば、僕自身のような消極的な性格を例にとると、

原因論的な考え方だと、
学校にて自分の意見を言った際に馬鹿にされた経験から自分の意見を言えなくなり消極的な性格になった
と考えます。

目的論的な考え方だと、
自分は馬鹿にされたくないという目的を達成するために消極的な性格になった
と考えます。

この違いにより何が起こると思いますか?


目的論的な考え方をすることにより、
「変わること」ができるようになるのです!


だからこそ、こんな経験をしてきた自分は変われない…と境遇に嘆くのではなく、
考え方を変えて自分の目的のために、自分を変えていきましょう!!

幸せになることに競争は必要ない

社会にいる以上、だれかと関わって生きていきます

そうすると勝手にほかの人と比べてしまいます。

その結果、劣等感を抱いて自分は幸せではないと感じてしまう

それに対し、哲人は、
「誰かと競争するのではなく、ただ前を向いて歩けばいい」
と説きます。

アドラー心理学では、「他者との違いを認め、他者とは同等ではないけれども対等であるべき」と説いています。

人間はだれしも違いがあります。そのため、すべてに対して他者と比較をしていたらあらゆる点で他者を敵とみなしてしまい、幸せになることができません。

つまり、幸せになるには、他人と競争するのではなく、理想の自分との比較し前を向いて進むのです!!

ちなみにアドラー心理学では「劣等感」は悪いものではなく、成長するためのきっかけとしてよいものととらえています。

課題を分離する

課題を分離する

いきなりこの言葉を聞いても、なんのことだかですよね。。。
僕もそうでした。

この「課題を分離する」とは、自分の影響できる範囲とできない範囲をしっかりと区別し、自分の影響できる範囲では最善を尽くすこと、という意味です。

例えば、友人に対して自分ができることを尽くしたとします。

しかし、友人がその行為に対してどう感じるのか(ありがたいと思うのか、当たり前だと思うのか)は友人次第です。

そのため、自分の行為に対して、他者がこう感じてくれと強制することはできません。

つまり、
相手の感じ方は相手の課題であり、
自分は自分のできる範囲の最善を尽くすことに集中することが大切です!!

自己中心的な考え方からの脱却

自己中心的な考え方とはどんなイメージがありますか?

おそらく、歴史上の暴君のような存在であったり、他人の迷惑を気にせず行動してしまう人などがイメージとして浮かび上がると思います。

しかし、おそらくあなたも自己中心的なのです。

それは、他人の目を気にしているからです。

アドラー心理学では
他人の目を気にすること=自分のことに執着→自己中心的
といった結論に至ります。

これを回避するためには、

「他者からわたしに何が与えられるのか」ではなく、

「わたしは何を与えることができるのか」という考え方が必要なのです!!

「いま、ここ」を生きる

「人生は線ではなく、点の連続であること」

これが、アドラー心理学における人生の捉え方です。

この考え方があるからこそ、①で述べた今から変わることができるなどの事柄につながってきます。

人生は連続する刹那である、「いま、ここ」は過去にどんなことがあろうと関係ない、未来がどうであろうかは「いま、ここ」では関係ない

「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当て、「いま、ここ」を真剣に生きることが大事なのです。

今日できるようになることを一つずつ積み上げた先に、何かはやってきます!

刹那を真剣に、今日を完結させることで、「いま、ここ」を真剣に生きることができるようになります!!!

まとめ

今回は、アドラー心理学を題材にした名著

「嫌われる勇気」

を紹介させていただきました。

全体を通して、僕自身にグッときた言葉を中心に紹介しました。

幸せになるために
・原因論ではなく目的論で考える
・幸せになるために競争は必要ない
・課題を分離する
・自己中心的な考え方の脱却
・「いま、ここ」を生きる

を意識していきたいです!

興味がわきましたら是非読んでみてください!!

各章の詳細についても、のちに解説していきたいと思います!!

ここまで読んでいただきありがとうございました。
難しい話ですので、あなたの感じたことも知りたいです!
良ければコメントお待ちしております!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました